企業の通信BCP対策は、直後の連絡手段やデータバックアップのみならず、業務継続のための回線の確保も非常に重要である。しかし通信事業者による既存のサービスは、冗長性や利便性、堅牢性の点で課題が多い。この解消策を紹介する。
企業のBCP(事業継続計画)対策として、データのバックアップが注目されているが、実は“通信回線の確保”も非常に重要となってくる。災害時には、従業員の安否確認/情報収集/復旧/事業継続など、全ての局面でネットワーク機能が必要となるからだ。
総務省主導の通信障害対応として「事業者間ローミング」が議論されているが、課題が山積しているのが実情だ。それに代わってデュアルSIMや副回線サービスなどが提供されているものの、利便性に多少の難がある。また、非常時にいざ使おうとしても「使い方が分からない」といった問題が生じる可能性があるため、普段から使っているものを非常時にも利用するという“フェーズフリー”の考えが広まっている。
本動画では、BCP対策としてフェーズフリーの思想を盛り込んだネットワークアプライアンスを紹介する。本製品は、ドコモ/au/ソフトバンクのSIMを標準装備し、通信障害が発生した際は、自動で使用できるキャリアに切り替わる。月額料金は1社分で済むため、低コストに抑えられるのも特長だ。実際の利用ケースも紹介しているので、ぜひ参考にしてほしい。
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