“オフィス回帰”がホントに正解? 「ハイブリッド会議」に最適な環境とは公平に会話できるようにするために

コロナ禍を経てリモートワークとオフィスワークそれぞれの利点を生かしたハイブリッドワークを選ぶ企業も増えている。そのために適した環境をどう作ればいいのだろうか。

2024年02月09日 10時00分 公開
[ITmedia]

 新型コロナウイルスの影響で、私たちの働き方は大きく変化した。柔軟な働き方に対応できるリモートワークのメリットを認識するとともに、仲間の顔を見ながら働けるオフィスワークの重要性も再確認できた。両者の利点を生かしたハイブリッドワークを選ぶ企業も増えている。

 企業の中にはリモートワークを廃止する動きもみられるが、いずれの働き方を選んだとしても、これからの会議スタイルは会議室と遠方をオンラインでつなぐ「ハイブリッド会議」が中心になるという点に注意したい。そして、ハイブリッド会議の品質がビジネスの成否や従業員の生産性や満足度に直結することを忘れてはならない。まともに会話できない環境はデメリットしかない。経営者は、ハイブリッド会議に適したオフィスや会議室の在り方を考えなければならない。

 世界的な音響機器メーカーのShureと調査会社のIDCは、6カ国(米国、英国、フランス、ドイツ、中国、日本)を対象としたハイブリッドワークに関する調査レポートを公開している。日本企業がハイブリッドワークやハイブリッド会議をどのように捉えているのか、各国との違いをIDC Japanでアナリストを務める石田英次氏に聞いた。

※本稿は2023年12月7日にITmedia ビジネスオンラインで公開した記事を転載したものです。

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