「言うは易し」の製造業データ活用 現場にどう落とし込むITエンジニアがいない製造現場の現実

スマートファクトリー化や、OTとITの連携・融合を進めるにはさまざまな課題がある。そもそも、工場にITエンジニアが不足しており、IT機器やアプリケーションの面倒を誰が見るのかなどの課題がある。どうすれば解決できるのか。

2024年03月13日 10時00分 公開
[ITmedia]

 「インダストリー4.0」という言葉を持ち出すまでもなく、製造業ではスマートファクトリーの取り組みが進んでいる。生産ラインの制御システムからさまざまなIoT(モノのインターネット)データを収集して、ラインやサプライチェーンを効率化したり、データを活用した新しいサービスを創出したりする動きが活発化している。

 こうした中で、ITの活用やデジタル化をいかに管理していくかという課題が浮かび上がっている。OT(制御技術)システムとIT(情報技術)システムを連携および統合させる必要がある。しかし口で言うのは簡単だが、実際にOTとITの連携や統合を進めるのは非常に難しい。

 一般的に、工場にIT管理のノウハウを持った技術者がいるケースは限られている。OTゲートウェイやサーバの導入・メンテナンス、OTとITの融合やデータを活用するためのアプリケーションの稼働を誰がどうやればいいのか。OTとITの連携ではサイバーセキュリティについても、本格的な対策が求められる。

 このような工場のスマート化を阻む課題をどう解決すればいいのだろうか。


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