ハイパーバイザーの移行には、移行先の検討から移行作業、移行後の安定稼働まで、さまざまな課題が存在する。自社に合った移行先を決め、スムーズに移行を進めるために、押さえておくべきポイントとは。
ハイパーバイザーは、ハードウェアと並ぶ重要な企業システムの構成要素となっている。ハイパーバイザーの選択は、システムの性能やセキュリティ、運用コストに大きな影響を与える。そのため製品選定の担当者は、ハイパーバイザーを慎重に選択しなければならない。
実際にIT製品を調達するときは、費用が重要な判断材料になる。機能や性能にそれほど差がなければ、初期費用(CAPEX)や運用費用(OPEX)が安いものに目が行きがちだ。運用中のハイパーバイザーについても、「次の契約期間から価格やライセンス体系を改定する」という通告をベンダーから受けたら、乗り換えの検討の余地が生まれる。
製品選定責任者が検討すべき要件は費用以外にもさまざまだ。どのような基準で移行先を決めるのか。どのようなツールがあれば効率的に移行できるのか。ハイパーバイザーの選定におけるポイントを解説しよう。
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