データセンターのネットワークは、基本的に3階層モデルで構成されている。3階層モデルはEast-West通信のトラフィック増に対応しづらく、通信速度の低下を招く原因となる。本資料では、この課題を解決するための方法を探る。
クラウド全盛の時代であっても、セキュリティや処理性能などの観点でデータセンターを利用している企業は多いだろう。そうした企業のデータセンターの課題として目立っているのが、急激な“横方向”のトラフィック増加への対応だ。
近年、仮想化やコンテナ技術の普及、マイクロサービスアーキテクチャのアプリケーションの増加、さらにはAI(人工知能)アプリケーションの台頭などによって、データセンターのサーバ同士の通信(East-West通信)のトラフィック量が急激に増加している。これまでの「内と外」(データセンターとインターネット)の通信、いわゆる「North-South通信」に注力した旧来のネットワーク構成ではこうした変化に対応しにくく、通信速度が頭打ちになっているデータセンターも出てきているという。
単純に回線を強化するのであれば、ネットワークを2階層のスイッチで構成する「Spine&Leaf」アーキテクチャを採用するなどの解決策はあるが、それ以外にも、激化するサイバー攻撃への対策やパフォーマンスの維持、運用負荷の軽減と課題は山積している。データセンターに求められる要件はますます厳しくなる一方だ。こうした課題を根本的に解決するために、一体どのような手が打てるのだろうか。
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