混沌とする企業のデータリソースを有効活用するにはどこから手を付ければいい?生成AIは「企業のデータ活用」の救世主に?

生成AIの台頭を機にデータ活用を始めようとする企業は多いだろう。ただ、データ活用を進めるには、まずは散在する自社データを“活用できる状態”にする必要がある。企業はどこから手を付ければいいのか。

2024年06月07日 10時00分 公開
[TechTargetジャパン]

 生成AI(人工知能)の登場によって「AIは気軽に利用できるもの」という認識が企業に広まった。それに伴い、これまで手付かずだった企業のデータ(資産)を使って「自社のAI」を構築したいというニーズも高まっている。

 だが、生成AIに限らず、メリットを得るためには相応の準備が必要だ。企業が持つ大量のデータを効果的に使いたいのであれば、まずは自社データを“活用できる状態”に整備しなければならない。しかし、企業のデータはシステムごと、オンプレミスやクラウドなどの環境ごとに散在しがちだ。参照するだけであれば、各システムからデータをコピーして集める方法もあるが、ひと手間加わることでデータの「新鮮さ」が失われてしまう可能性がある上、企業内のデータ総量が膨大になってしまうという懸念もある。

 課題はそれだけではない。データのセキュリティ確保はもちろん、業務部門が活用を自力で進められるよう、データカタログやセルフサービス化のための機能も欠かせない。グローバルでの活用も視野に入れるならグローバル規制への配慮も必要だ。

 これらの課題に対し、企業はどういったアプローチを取れるのか。


提供:日本アイ・ビー・エム株式会社
アイティメディア営業企画/制作:アイティメディア編集局

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.