人手不足が深刻さを増す中、企業が取り組むべきことは、全従業員を対象とした「人材開発」だ。具体的にどのような施策が必要なのか。本記事では、生活用品大手のライオンの事例を基に、その取り組みを紹介したい。
年々深刻になる人手不足問題。企業が求めるスキルや能力を持つ人材を確保するとなると、さらに難易度は高くなる。多くの企業が「どのように人材を確保すべきか」と頭を抱えているはずだ。そこで今注目されているのが従業員のスキルを高め、組織の力を高める「人材開発」だ。そのためには企業が従業員それぞれのキャリアを共に考え、必要な選択肢を提示する必要がある。
「クリニカ」や「キレイキレイ」「バファリン」「NANOX」など、暮らしに密着したヒット商品を輩出している生活用品大手のライオンは、「キャリア自律」をキーワードにした人材開発を進めている企業の一つ。ライオンが目指す「自律的な人材の育成」とは何か、同社の青木陽奈氏(人材開発センター キャリア開発グループ マネジャー)に、同社が進める人材開発について話を聞いた。
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