Windows端末でAIを“サクサク”動かす「プロセッサの秘密」：AI時代のPC選定

Web会議や生成AIの頻繁な利用が想定されていない従来のPCでは、新しい働き方やテクノロジーの恩恵を十分に受けられない。生成AI時代に必要なPCとはどのようなものか。

[ITmedia]

　さまざまな企業で業務のデジタル化が進み、PCの性能が業務効率を左右している。特にコロナ禍に伴いテレワークが普及し、処理負荷が高いWeb会議アプリケーションの利用が急増したことで、ビジネス向けPCには高いスペックが必要になった。近年はテキストや画像を自動生成するAI（人工知能）技術である生成AIのビジネス利用も加速していることから、PCにもAIアプリケーションが快適に動作できるだけの処理性能が求められるようになってきている。

　一方、テレワークの普及で場所を問わない新たな働き方が浸透し、PCには優れた可搬性や長いバッテリー駆動時間も求められるようになった。

　企業が利用しているPCは、2019年から2020年にかけての「Windows 7」のサポート切れを機に導入したものがあり、Web会議アプリケーションやAIアプリケーションの頻繁な利用は想定していない。こうした高負荷なアプリケーションを快適に利用できるだけのスペックをPCが備えておらず、新しい働き方やテクノロジーの恩恵を十分に受けられないケースもある。

　こうした課題を乗り越え、新しいテクノロジーを存分に活用して企業の生産性を向上させるためには、どのようなPCを選ぶべきなのか。