「IBM i 」のユーザー企業に今、クラウドの波が来ている。基幹システムを動かす安定性に対する評価が広がり、DXやコストの観点からも採用が進む。なぜなのか。その理由に迫る。
IBMのクラウドサービス「IBM Cloud」においてOS「IBM i 」(AS/400)の提供が開始されたのが2019年だ。約5年経過した2024年の今、IBM i のユーザー企業がIBM Cloudを利用してシステムを運用するパターンが定着し始めている。
IBM i のユーザー企業にとってのIBM Cloudのメリットは何なのか。基幹システムで使われるIBM i は安定性が何よりも絶対条件だ。安定運用の実績が増えてきたことや、オンプレミスシステムとも遜色ない価格で使えること、必要に応じてリソースを調達できる柔軟性や災害対策(DR)の強化しやすさといったクラウドサービスのメリットも享受できることなどが、さまざまな規模や業種のユーザー企業におけるIBM Cloudの採用につながっている。
昨今、IBMもIBM CloudでのIBM i 活用に本腰を入れている。北米を筆頭に、日本を含めた世界でIBM i ユーザー企業のIBM Cloudの利用が急激に進んでいると言われる。IBMはハードウェアを自社で占有して利用できる大規模ユーザー向けの機能から手軽IBM Cloudで利用できる機能まで、さまざまな機能をリリースしている。
組織はIBM Cloudを使い、IBM i の利用を継続しながらシステムを進化させるにはどうすればいいのか。その方法を解説する。
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