サイバーセキュリティの構築から運用まで使えるマネージドサービスとはAIを使う攻撃が増加 防御でもAIを使えないか

サイバー脅威が高まり、企業は対策と人材不足に苦しんでいる。増加するAIを活用した攻撃に対し、防御側はAIを十分に利用できていない。これでは企業の資産や顧客を守るのは難しい。マネージドサービスの導入は解決策になるのだろうか。

2024年08月08日 10時00分 公開
[ITmedia]

 ランサムウェアをはじめとしたサイバー攻撃が激化している。日々多様化する攻撃手法に対し、防御側は限られたリソースでその都度対策しなければならず、不利な状況に置かれている。日常の運用だけでなく、セキュリティインシデントが起きて対応や復旧に苦しんでいる企業もあるだろう。

 セキュリティ運用が大きな負担になっていたりインシデント対応が可能な人材を確保できていなかったりするのであれば、マネージドサービスの導入を考慮する必要がある。ネットワークとセキュリティ、クラウドを組み合わせたマネージドサービスであれば効率的な一元運用が可能になる。

 もう一つの課題はAIの利用だ。攻撃側は積極的にAIを利用して、人手では不可能なほど高速で的確な攻撃を確立しつつある。他方、企業のAI導入は遅れており、セキュリティでもそれは変わらない。これでは防衛は難しい。AIを積極的に利用するマネージドサービスはないのだろうか。

 マネージドセキュリティを提供する事業者にサイバーセキュリティの課題と特徴を聞いた。


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