AIのような高負荷アプリケーションが普及し、サーバに求められる処理能力レベルも高まっている。ただ、性能に比例してCPUの発熱も上昇するため、十分に性能を引き出すにはサーバの冷却方法も重要になる。中でも1Uラック型のサーバは、スペースに余裕がないため空冷方式の採用が難しく、冷却手段が課題となりがちだった。
ただ、液体冷却方式は導入コストが高く、設備も制限される。そこで空冷方式を強化すべく、冷却ファンの自動チューニング/コントロール、排熱効率を最大化するためのレイアウトに加え、エアフローを前世代比で10%以上も増したシャシーを採用したサーバ製品が登場している。この製品のハイエンドCPU搭載モデルなら1Uラック型でも、360W CPUまで空冷対応が可能だという。
ある国内樹脂製品メーカーでは、このサーバ4台を採用し、価格を抑えながら、140人のクライアントPCと11台の共用CADワークステーションを完全VDI化することに成功している。本資料では、こうした事例も交えて、空冷型を柔軟に採用でき、集約率やコストパフォーマンスを高められるサーバ製品の魅力をさらに詳しく紹介する。
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