後回しにされがちな「情シスの業務改善」 社内に理解してもらうには?それは「情シスだけ」のものではない

業務のデジタル化が進む中、情報システム部門が担うIT資産管理でも、その必要性が叫ばれている。一方、IT資産管理ツールの導入に当たっては「社内から承認されにくい」という課題がある。どのようにすればスムーズに進められるのか。

2024年09月13日 10時00分 公開
[TechTargetジャパン]

 企業のIT資産管理は転換期を迎えつつある。

 IT資産管理といえば従来はPCやサーバ、プリンタなどデバイスの管理が中心だった。しかし、SaaS(Software as a Service)をはじめとするクラウドサービスの台頭やモバイルデバイスの普及などによって近年のIT資産管理の範囲は拡大している。手作業での管理は限界に近づいており、IT資産管理専用の製品やサービスの導入は不可欠な状態だ。

 一方、「欲しいのはやまやまだが、社内で承認されない」といった情報システム部門の声も聞こえてくる。これは、「IT資産管理を改善しても、情報システム部門が楽になるだけ」といった誤解や、「IT資産管理を改善したところで何のメリットがあるか分からない」といった疑問から生じている。どうすればその必要性や重要性を理解してもらい、承認を受けられるようになるのか。

 本稿では、説得材料を集め、IT資産管理サービス導入を成功させたある企業を例に、予算確保から社内承認までのベストプラクティスを分析する。


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