働き方改革の一環として従業員にスマートフォンを配布している企業は珍しくない。しかし、近年では従業員のスマートフォンを狙った攻撃も活発で、生産性の向上とセキュリティ対策の両立が求められている。
「DX」(デジタルトランスフォーメーション)の一環として、スマートフォンを採用し、場所や時間を問わずにさまざまな作業ができる環境を整えようとする企業は珍しくない。
スマートフォン、特に「Android」端末のセキュリティ対策は、以前に比べて進化しているのは事実だ。しかし攻撃も高度化が進んでおり、いたちごっこからはなかなか脱却できていない。そうした中、企業の業務情報や機密情報を扱う場面もあるスマートフォンで、どのようなセキュリティ対策を実施すべきだろうか。
鴻池運輸は従業員に合計で約4400台のAndroid端末を配布して働き方改革を推進するとともに、セキュリティ対策の強化を実現した。その一見相反する取り組みからデジタル技術を利用した働き方改革のヒントを探ろう。
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