セキュリティツールのサイロ化を脱却、SASEやSSEのバラバラ管理を改善する方法情シスの負荷を削減し拡張性も向上

セキュリティを強化するためにはSASEやSSE、CASB、SD-WANなどさまざまなツールが必要だ。だがそれがバラバラに管理されている状況では、十分な効果が得られない上、担当者の負荷が高まる懸念もある。この状況を改善する方法とは。

2024年11月01日 10時00分 公開
[ITmedia]

 昨今、攻撃は複雑化し、多様な手段や経路を用いている。それに対して、守る側も多様な対策を講じてきた。ファイアウォールや、メールセキュリティ製品、エンドポイントセキュリティを導入して境界型の多層防御を準備してきた。

 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)のパンデミック(世界的大流行)が急拡大した際には、セキュリティとネットワークをクラウドサービスに集約する「SASE」(セキュアアクセスサービスエッジ)により、「ZTNA」(ゼロトラストネットワークアクセス)を導入する動きも広がった。

 これらの積み重ねの結果、現在の企業システムではさまざまなセキュリティツールが個別に導入され、サイロ化(連携せずに孤立した状態になること)の一途をたどっている。サイロ化は運用負荷を上げるだけではなく、全体を可視化できないことで検知・対処の成熟度を下げる結果になるのだが、積み上げてきた歴史から脱却するのは容易ではない。どのようにシステムとしての一貫性を持ちながら運用の効率化や組織全体のサイバーセキュリティの成熟度を高めていけばいいのか。

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