AI時代のデータ活用を阻む「ストレージ」の壁 悩める運用担当者の救世主とは？：複雑なストレージ運用にメス

データの活用が競争力に直結する現代において、データインフラ基盤への要求はますます高度化している。運用負荷やコストを抑えつつ、データの柔軟かつ安全な活用を実現するために、運用担当者が考えるべきアプローチとは。

[ITmedia]

　いまや、データはビジネスに欠かせない経営資源となった。企業は蓄積したデータとAI（人工知能）技術を活用して、製品やサービスの価値向上に取り組み、競争力を高めている。こうした背景から、データの管理や活用を支えるシステム基盤への要求はますます高度化している。

　業務システムで扱うデータには、「高速性」「安全性」「確実性」が求められる。これら全てを実現するには、柔軟性と拡張性に優れたデータインフラの整備が欠かせない。しかし、実際の運用現場では幾つもの課題が立ちはだかっている。

　中でも、ストレージの運用は大きな課題となっている。「社内に散在するストレージのデータを統合管理したい」「業務を止めることなく他社製ストレージに乗り換えたい」「新ストレージに移行後も旧ストレージを使い続けたい」といった社内のニーズに対応することは容易ではない。

　今企業には、どのようなアプローチが求められているのか。データ活用を勝ち抜くためのデータインフラ戦略を専門家に聞いた。