データ活用やAIで不良原因も発見 全員参加の現場伴走型で挑むトヨタ車体のDX現地・現物を体現するDX

トヨタ車体は、現場主導のデジタル化を苦しみながらも一歩一歩進めている。背景には、トヨタ生産方式という強みを生かしながら従来の方法に固執しない新しい考え方を柔軟に取り入れ、現場のボトムアップを創出して伴走するデジタル変革推進部の取り組みがあった。

2025年02月21日 10時00分 公開
[ITmedia]

 DX(デジタルトランスフォーメーション)に取り組む中で、「DXのための環境が整備されていない」「人材がいない」「現場をうまく巻き込めない」といった悩みを抱える企業もある。

 これらの課題に、現場伴走型のアプローチで立ち向かっているのがトヨタ車体だ。同社は2022年10月にデジタル変革の必要性を認識して「ものづくりデジタル推進部」を発足し、2024年1月からはITやデジタル関連部署を統合した「デジタル変革推進部」として全社のデジタル変革を推進してきた。現場業務をよく知るメンバーが各拠点に常駐してデジタル技術を活用した業務変革をサポートしている。同社はどのような工夫でDXを進めているのか、デジタル技術は現場の業務にどのような効果をもたらしているのか。

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