今が見直しのチャンス 仮想化基盤の「いいとこ取り」の方策：求められる「第三の選択肢」

製品ラインアップや料金体系の変更で仮想化基盤の見直しを迫られた際に、企業が取るべき道は何か。「脱VM？　続VM？　富士通が提案する今求められる第三の選択肢とは」と題した講演から、将来を見据えたIT基盤のあるべき姿に迫る。

[ITmedia]

　製品ラインアップや料金変更によって長年使い続けてきたIT基盤の見直しが必要になった場合、企業経営やITシステムの最適化の観点から何を重視して検討すべきか。

　ITmedia主催イベント「VMware資産の『次』を考える」の中で、「脱VM？　続VM？　富士通が提案する今求められる第三の選択肢とは」と題し、富士通　サービスインフラ事業本部 サービスインフラマイグレーション統括部　オファリング推進部の落合由美氏が講演した。オンプレミス環境の見直しや既存環境からのスムーズなクラウド移行を検討している企業に、将来を見据えたIT基盤のあるべき姿から考える必要性を示した。

第三の道　「いいとこ取り」を実現するために何が必要か？

　IT基盤の見直しを迫られた際に、多くの企業では長年利用してきたオンプレミスの仮想化基盤のハイパーバイザーを刷新するか継続するかを検討する。しかし、落合氏によるとどちらにもメリットとデメリットがあり、将来的な展望を考慮した「最適な選択肢」が今、求められているという。それは何か。