AI活用の本命「Copilot+ PC」登場 AMDチップ搭載機は何がすごいのかAI PC最前線:NPUで何が変わるか

ビジネスPCに「AI PC」という選択肢が加わった。AIの進歩を前に、今のうちに“AIネイティブなPC”を手元に置いておくのが賢い選択だろう。自社に適したPCの見極め方について「プロセッサ」に焦点を当てて解説する。

2025年03月28日 10時00分 公開
[ITmedia]

 ビジネスPCに「AI PC」という選択肢が加わった。AI処理に適したPCを使うことで、業務の効率化や生産性の向上を加速させられる。クラウド型のAIサービスをPC内蔵のAIに切り替えればコスト削減にもなるだろう。

 AI PCは、CPUやGPUに加えてAI処理専用プロセッサ「NPU」(Neural network Processing Unit)を搭載している点が大きな特徴だ。PCのローカル環境でAIのタスクを実行することで、処理スピード向上などのメリットを享受できる。

 AI PCはまだ発展途上かもしれない。しかし昨今のAI技術の進歩を見れば、これからAIの性能やPCの機能がアップデートされることは想像に難くない。今のうちに“AIネイティブなPC”を手元に置いておくのが賢い選択だろう。

 AI PCの中でも本命とされるのが、Microsoftが提唱する「Copilot+ PC」だ。NPUはもちろん小規模言語モデル「Phi Silica」も搭載しているので、ネットワークがない環境でもAIを利用できる。一定の基準を満たしたハイスペックなモデルだけが名乗ることを許されていることから、普段の業務で困ることもないだろう。

 PCメーカー各社はCopilot+ PCをこぞって発表しており、多様な価格やスペックがそろってきた。こうした状況で存在感を増しているのが、半導体メーカーのAdvanced Micro Devices(AMD)だ。AI対応プロセッサで躍進中の同社を例に、自社に適したCopilot+ PCの見極め方について「プロセッサ」に焦点を当てて解説する。

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