AI PCで注目の半導体「Snapdragon」は何がすごい? ビジネスPCの目線で考えるCopilot+ PCのデビューを飾った半導体

ビジネスPCの選定基準に「AI」という評価軸が加わった。将来にわたって役立つPCを導入したいが、数あるAI PCの中から1機種を選ぶのは難しい――そんなときは「チップの特徴」から検討に入ってみてはいかがだろうか。

2025年04月17日 10時00分 公開
[ITmedia]

 ビジネスPCの選定基準が一変するかもしれない。業務で使うWindows PCを選ぶ際、ブランドや性能、機能などを基に検討するだろう。生成AIブームを受けて、そうした条件に「AI」という要素が加わった。AIをローカル処理できる「AI PC」が登場し、「AIを使いやすいPC」という評価軸が現れたのだ。

 PCメーカー各社がAI PCを提供する中、MicrosoftがPCの新クラス「Copilot+ PC」を発表。AI PCの中でも特にハイスペックなモデルを指し、快適な業務とスマートなAI利用をかなえるPCとして対象機種が続々と登場している。AI処理に適したプロセッサ「NPU」(Neural network Processing Unit)と小規模言語モデル「Phi Silica」を搭載しているので、インターネット接続がない環境でもAIを使える。次期ビジネスPCとしてCopilot+ PCを選ぶのもアリだ。

 AI PCにしてもCopilot+ PCにしても、多様なPCラインアップから1つに絞らなければならない。魅力的なAI機能はさまざまあるが、賢く選択するコツは「チップの特徴」を押さえることだ。PCの性能をチップが左右するだけでなく、今後の展開次第ではAI PCが“チップ業界の勢力図”を変える可能性さえ秘めている。

 ビジネスPCは数年間使うものだからこそ、将来にわたって利用できる機種を選びたい。本稿は、Copilot+ PCが世に初めて出た際に搭載されたチップを例に、AI時代のビジネスPCについて解説する。

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