プルリクのリードタイムを5分の1に削減、事例に学ぶ開発スピードを上げる方法ファインディ株式会社提供Webキャスト

2025年04月04日 10時00分 公開
[ITmedia]

 動画配信や通信販売、FXなど多岐にわたるサービスを提供しているDMM.comでは、エンジニア組織全体の開発効率を向上させるため、改善点を洗い出した。その結果、プルリクエストをオープンしてマージするまでに10営業日以上もかかっていたことが判明した。

 同社は、プルリクエストをマージするまでの時間がかかりすぎている点を改善ポイントとして明確に定め、開発状況の可視化に向けた取り組みを行った。しかし、その取り組みも、スプレッドシートで1つ1つのプルリクエストのマージまでの時間を手作業でトラッキングするなどしていたため、手間がかかる上、データの正確性にも問題があった。

 そこで同社は、手作業から自動化に移行するために、あるツールを導入。実アクティビティーのデータと連携することができ、データの正確性が向上した上、開発工数も削減された。また、レビュー遅延の解消を目指してレビュー時間の確保に取り組んだ結果、約300時間かかっていたプルリクエストクローズ時間を、半年で5分の1に短縮できた。さらに、メンバー間で楽しく競ってレビューできるようなチーム環境を作ることができ、チーム全体の意識改革にもつながったという。

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