アプリケーションの応答遅延は 、顧客の離脱に直結する重要な課題だが、監視ツールやオブザーバビリティサービスは高価なイメージも強く、予算の確保が難しい。このジレンマを解消する、注目のアプローチとは。
もしITサービスの中枢であるアプリケーションのレスポンスが遅かったり使えなくなったりしたらどうだろう。数秒なら許容範囲だが、20秒、30秒と待たされたら「じゃあ、いいや」と買い物を諦めてしまうか、別のサービスを選ぶかもしれない。社内の業務システムなら、作業効率や生産性にも影響をもたらしかねない。
ITサービスの中枢であるアプリケーションの安定稼働に必要なアプリケーションの監視ツールやオブザーバビリティ(可観測性)サービスは高価なものが多く、経営層や財務部門などから「障害が起きないうちは保険のようなもの」として捉えられ、予算確保が難しいという現実もある。しかしながら、実際にサービスを利用するエンドユーザーの立場に立ってみると、その部分にこそ十分な対応をして欲しいと考えるはずだ。当然、彼らの目線にたったITサービスの障害と質を監視する必要がある。
では、限られたコストの中で、障害の原因を容易に突き止められるITモニタリング環境を構築するにはどうすればよいのか。企業が抱えるそれら2つの課題を克服する方法をAPM(Application Performance Management)ツールの有識者に話を聞いた。
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