人手不足の接客業において、限られた人員で高品質な接客をどのように実現するかが企業の課題となりつつある。働き手同士の情報共有にトランシーバーやインカムが使われるが、その機能性やデザインには課題がある。新たな選択肢はあるのか。
中長期的な人口減少の傾向を受け、働き手不足が深刻化しつつある。産業構造が変化を余儀なくされる中、内需だけでなく、いわゆるインバウンドに期待する声は高まっている。一方、一時期脚光を浴びた「おもてなし」は、先行きが危ぶまれる状況だ。おもてなしは、まさに細かいところまで気の回る質の高い現場の働き手によって実現されてきたものだからだ。
昔ながらの人海戦術はもはや通用しない中、省力しながらおもてなしを実現するには、特に現場の連携を強化するコミュニケーションツールが重要だ。
従来、そうしたコミュニケーションツールとして使われてきたのが、トランシーバーやインカムといった無線機だ。しかしノイズや混線など通信品質に問題があったり、操作が煩雑だったりすると、接客の質に影響する。想定外の事態が起きたとき、現場の連携がうまくいかず対応が後手に回り、ただでさえ不満を抱えた顧客を長時間待たせるとなると、顧客体験の価値を下げる恐れがある。
こうした背景から、無線機も進化している。通信品質の改善だけではなく、AI(人工知能)技術を活用した音声アシスタントを搭載するなど、多機能化も進む。飲食や宿泊をはじめ、質の高いサービスが求められる接客業で頼れる最新のテクノロジーについて見ていこう。
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