ビジネスの“生命線”となるネットワーク管理を効率化するための最適解とは?帯域確保型とベストエフォート型を統合

クラウドの利用拡大や働き方の多様化によって、企業のIT基盤、ネットワークは大きく変化した。同時にネットワークの運用管理に関する課題も浮上した。では、どうすればネットワークの運用管理を効率化できるのか。最適解はあるのか。

2025年06月20日 10時00分 公開
[ITmedia]

 この5年ほどで、人々の働き方は大きく変わった。きっかけの一つは、働き方改革関連法が2020年4月に完全施行されたことだ。同年にはコロナ禍も発生し、多くの企業がやむなくテレワークを導入した。

 このような変化に伴い、企業のIT基盤も様変わりした。

 顕著なのがクラウドサービスの利用が拡大したことだ。経営の立場からすると「所有から利用へ」のクラウドサービスは、IT費用の削減につながる。ハードウェアの調達が不要なため事業を短期間で立ち上げられ、事業の拡大や縮小に応じてIT資源の量を自在に調節できる点も魅力だ。業務システムをクラウドに置いたりSaaS(Software as a Service)版の業務システムを導入したりして外部からも使えるようにすれば、テレワークやハイブリッドワークも実現できる。

 特にコロナ禍で利用が急拡大したWeb会議システムは、テレワークやハイブリッドワークのためのコミュニケーションツールとして引き続き使われている。会議のための出張を減らして経費を節減できることも、重宝されている理由だ。

 このようにIT基盤が変わると、それを支えるネットワークの“あるべき姿”も変わる。Web会議システムのようなSaaSは、一拠点よりも各営業所や自宅からインターネットに接続できた方が利便性は高い。専用線についても本支店間やデータセンターとの間だけでなく、クラウドサービス事業者との間にも引けば業務システムの応答時間を短くできる。

 だが、問題はそうしたネットワークの設計や導入を担う技術者の確保が難しいこと。では、どうすればネットワークを効率的に運用管理できるようになるか。最適解はあるのか。

※本稿は、ITmedia NEWSからの転載記事です。

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