中小企業が買うのは信用 L2スイッチ＆認証技術で2つの企業が組んだ理由：隣接領域の組み合わせが実現する価値

中堅・中小企業がサイバー攻撃に対抗する際、投資の費用対効果を高めるにはどうすればよいだろうか。一つの解がL2スイッチの置き換えとRADIUS認証の組み合わせだという。それぞれを提供する企業がパートナーを組んで提供する価値とは。

[ITmedia]

　ネットワーク内部の脅威を検知して遮断するセキュリティスイッチのベンダーと、認証技術を専門に扱うベンダーが手を組んだ――そうしてできたソリューションには、インターネットにつながる全ての組織を安全にしたいという両社の思いが確かに存在する。

　2024年10月、韓国のネットワーク機器大手のパイオリンクと日本のベンチャー企業SingleIDが、ネットワークセキュリティ強化に向けた戦略的OEMパートナーシップの締結を発表した。

　本稿では、パイオリンクの松田太郎氏（パートナー営業＆マーケティング部　部長）とSingleIDの石川貴章氏（代表取締役　CEO）という両社のキーパーソンが、セキュリティスイッチと認証技術を組み合わせる価値と、中堅・中小企業が抱えるセキュリティ課題を取り上げ、その解決のための考え方を語り合う。