コストを抑え、機能は同等以上に 仮想化基盤見直しの決定版VMware製品代替の切り札

vSANを使いたいだけなのに――VMwareのライセンス体系変更で仮想化基盤のコスト増に悩んでいないだろうか。3Tier構成なら機能性を維持したままコスト削減が可能だ。低コストで高機能な仮想化基盤構築のポイントを解説する。

2025年06月30日 10時00分 公開
[ITmedia]

 HCI(ハイパーコンバージドインフラ)が仮想化基盤の主流となって久しい今、サーバ、スイッチ、ストレージで構成する「3Tier構成」に再び注目が集まっている。

 その背景には、VMware製品のライセンス体系変更がある。HCIの核となるvSANを利用するには高価な上位エディションが必須となり、想定外のコスト増に多くの企業が頭を悩ませているのだ。高機能な仮想化には高いコストがかかる――そんな“常識”を覆す選択肢として、3Tier構成が現実解として浮上してきた。必要なコンポーネントだけを拡張できる本来の柔軟性に加え、進化した「Hyper-V」と管理が容易で高性能なエントリーストレージを組み合わせれば、低コストで堅牢(けんろう)な仮想化基盤を構築できる。

 本稿ではSB C&Sの湯村成一氏とオムロン ソーシアルソリューションズの村井善延氏が、「3Tier回帰」とも言えるこの潮流の真相と、ITインフラの専門家が実証した具体的なメリットを紹介する。技術的な視点から、VMware製品代替の最適解を探っていこう。

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