「Fit to Standard」と「柔軟性」を、中堅企業はどう両立させたのか?脱「ブラックボックス」の実現法

「2025年の崖」が目前に迫り、老朽化したITシステムの問題が顕在化している。長年ホストコンピュータで基幹システムを運用してきた中堅企業のSAP移行事例から、移行のプロの伴走支援を受けるべき理由が見えてきた。

2025年07月11日 10時00分 公開
[ITmedia]

 老朽化した“誰も手を付けられないシステム”はデジタルトランスフォーメーション(DX)を阻む。中でも、中堅企業が抱えるITシステムの課題は多岐にわたる。

 古いシステムは、新規開発では使われなくなったCOBOLなどの言語で組まれている場合が多くて属人化しやすいうえ、保守できる人材が次々と引退して“中身”が分からなくなってしまうケースもある。リプレースや改修が困難になると、現在のビジネス課題とのギャップが拡大する恐れがある。

 属人化の対策としてSaaSなどの外部サービスを採用する場合も、社内の要望に十分応えられるツールを導入できず、全体最適の視点を欠いたシステムが乱立し、全社的なデータ連携が阻害され、リアルタイムのデータ分析も実現できず意思決定の遅れを招くことになる。

 特に人的、金銭的リソースが限られる中堅企業において、ITをモダナイズし、変化の速いビジネス環境に対応するのに適したERP製品とはどのようなものか。“ブラックボックス”を抱えたシステムからの移行に当たっては、どのようなアプローチが必要なのか。

 30年以上のホストユーザーだったある中堅企業が実施した基幹システムのモダナイズプロジェクトから学ぶ。


提供:株式会社日立システムズ
アイティメディア営業企画/制作:アイティメディア編集局

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.