サポートが終了した「CentOS」からの“現実的な移行先”となるOSとはOS移行前後の不安、課題はこれで解消

2024年にサポートが終了した「CentOS」。使い続けるにはセキュリティリスクが伴い、他のOSへ移行するにも、ライセンスやサポートのコスト、互換性などの問題でなかなか踏み切れない。移行に悩める企業はどうすればよいのか。

2025年09月12日 10時00分 公開
[ITmedia]

 「CentOS Linux 7」(以下、CentOS)のサポートが「2024年6月30日」で全て終了し、セキュリティアップデートやバグ修正は既に提供されなくなっている。そのため、CentOSを継続して使用することは、企業や組織にとって大きなセキュリティリスクを抱えることになる。

 しかし、依然としてCentOSを使い続けているユーザーは多い。そもそもCentOSのサポート終了を知らなかったり、納入されたシステムの基盤として知らず知らずのうちに使っていたりするケースも見られる。まずは、サポート終了の背景を正しく理解すると、移行後のアクションを検討・選択する上で重要な基本情報になるだろう。

 一方、CentOSをめぐる状況を十分に把握していても、CentOSを使い続けている企業もある。他のLinuxディストリビューションに移行したいところだが、実際にはライセンスやサポートのコスト、互換性などの問題で移行に踏み切れないケースが多いようだ。例えば、移行先の最有力候補となる「Red Hat Enterprise Linux」(RHEL)はライセンスコストが課題になりやすい。

 だからといって、他の移行先を選ぼうとしても、RHEL互換ディストリビューションの今後が見通せないという懸念がある。CentOSの移行に悩める企業はどうすればよいのだろうか。


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