新たなシステムやツールを導入する際には、投資対効果(ROI)を正確に測定し、意思決定者の理解を得る必要がある。一方、近年導入が進むAIについては、効果の算出が難しく、導入プロジェクトが停滞したり、継続的な活用が困難になったりするケースが少なくない。
そこで参考にしたいのが、名刺管理や経費精算などのシステムを提供するSansanの取り組みだ。同社ではAI導入初期に、「ROIが不明では打ち切られる可能性がある」「効果が感覚ベースでは説得力に欠ける」といった懸念があった。そこで、開発生産性を可視化するツールを導入し、AI技術による成果を数値として確認できるようにした。その結果、エンジニア組織の生産性向上を目的として導入したAI技術によって、リードタイムは45%短縮され、スループットも82%向上するなど、具体的な成果が得られている。
それでは、同社ではどのようなツールを活用し、どのように効果測定を進めていったのだろうか。本動画では、同社の取り組みを通じて、AI導入における効果検証の手法を学ぶ。
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