生成AIの活用が進む一方、大規模言語モデル(LLM)の限界が指摘され始めている。LLMは、内容の要約や、一般的な質問への回答などはできるが、訓練を受けていない特定データにリアルタイムアクセスしたり、独自データを安全に維持したりすることはできず、データの潜在能力を最大限に引き出すことは難しい。
例えば、自社の確定拠出年金の手続き方法を生成AIで検索しても、一般的な回答が生成されるだけではあまり意味がない。具体的な回答を引き出すには、社内のローカルデータを生成AIに与える必要がある。また、オブザーバビリティやセキュリティで生成AIを活用する際も、アラートやログの情報を読み込ませるだけでなく、プライベートデータを付加し、RAGの仕組みをうまく組み込むことで、人間のアクションを支援する回答を導き出せる。
このように生成AIを活用していけば、最終的に人間は判断のみを行うだけとなる、完全エージェント型のAIを構築することにもつながる。本動画では、生成AIとプライベートデータの橋渡しを行うことで、その実現を支援するハイエンド検索エンジンを取り上げ、デモを交えて機能や特長を解説しているので、参考にしてほしい。
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