VMwareの後継選びでは、インフラ運用人材の観点も重要だ。AIをはじめとする新たなニーズに対応するなら、運用人材のスキルアップは欠かせない。では、脱VMwareをインフラ運用担当者のキャリアアップや人材育成につなげる方法とは何なのか。
「脱VMware」では、仮想マシンを実行できる安価な選択肢を探す動きが盛んだが、これは運用人材の観点で大きな問題をはらんでいる。
世の中では、インフラ運用の在り方が大きく変わりつつある。今後、多くの企業がオンプレミスでAI(人工知能)に取り組むのであれば、こうした新たなニーズに適応できる基盤、体制を構築できるかどうかは、企業の将来に直結する重大な問題になる。
だからこそ、VMwareの後継選びで考えたいのは、ITインフラを運用するエンジニアのスキルをどう高めていくかという視点だ。「仮想マシンのお守り役」の運用経験だけでは、新たなITのニーズに適応し続けるのは困難であり、むしろそこにとどまるという判断はエンジニアにとってもリスクとなりかねない。
つまり、選択肢次第では、貴重な人材流出や採用難につながりかねない状況といっても過言ではない。このことを企業は考慮し、今いる貴重な人材がおのずとスキルアップできる環境に投資する必要がある。
この点で注目できるのが、既存の仮想マシンを安定運用する基盤でありながら、新たな開発・運用のスキルが自然に身に付けられる環境を提供するソリューションだ。
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