定番ハイパーバイザーの値上げやハードウェアの価格上昇などにより、オンプレミスで仮想化環境を維持することはコスト面で困難になりつつある。わずか1年でオンプレミスの費用が1.5〜1.8倍に増加するといわれる状況の中、クラウドの移行を検討する企業や、既に移行プロジェクトを開始した企業が増えている。
試算によれば、オンプレミスでVMwareを調達した場合とクラウドを調達した場合を比較すると、仮想マシンが30台ほどの小規模な環境ではクラウドの方が低コストとなる。しかし環境が大規模になると逆転し、クラウドの方が割高になる。ただしオンプレミスには所有し続けることによる見えづらいコストが別途発生し、システムやセキュリティを最新の状態を保ち続けると、数年でクラウドより高額になる可能性が高い。
本動画では、オンプレミスを維持するかクラウドへ移行すべきかを、コスト面を中心に比較している。その上でクラウドにおいて、安定稼働とコスト最適化を両立するために考慮すべきポイントを、成功事例を交えて解説している。今まさにクラウド移行を検討しているという企業にとって有益な内容となっている。
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