水面下で企業競争力を損ない続ける「無線LAN運用」の問題とは?運用難度が上がっている原因は?

無線LANは「つながって当たり前」のインフラであるだけに、通信の遅延や接続品質の劣化が常態化すると企業競争力が失われていく。この問題を根本から解決するためには、ネットワーク運用の「見えない課題」を解決する必要がある。

2026年05月15日 10時00分 公開
[ITmedia]

 DX(デジタルトランスフォーメーション)が加速する中、ネットワークは事業継続に不可欠な基盤となっている。しかし依然として「ネットワークはつながりさえすればいい」という考え方は根強い。アプリケーションへの投資は積極的でも、無線LAN機器の老朽化や属人的な運用体制、セキュリティリスクといった課題は後回しにしがちだ。

 無線LANの課題の中でも特に留意したいのは、監視ツールでは正常に見えても実際の通信品質が低下している「サイレント障害」だ。ネットワークにはIoTデバイスやロボットなども接続している。これらは人間のように「ネットワークがつながりにくい」と自ら不調を訴えることがないため、この“見えないトラブル”を放置すると誤作動や業務停止に直結し、深刻な経営リスクになる。

 ネットワークインフラを、企業の競争力を支える「価値の源泉」に変えるためには、どのようなアプローチが必要なのか。AI技術を活用したプロアクティブ(予防的)な運用管理や、職人技に頼らないセキュリティ強化のヒントについて、ネットワークの専門家たちが語り合った。


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