検疫ネットワークの導入で業務効率を上げる:社内の情報漏えいやウイルス感染の被害を防ぐ
クライアントPCが社内ネットワークにアクセスする際に、企業で規定したセキュリティポリシーの遵守状況をチェックし、ウイルスに感染していない、セキュリティホールのないPCを社内ネットワークに接続させる仕組みが「検疫ネットワーク」です。今回は、この検疫ネットワークの規格や機能について解説します。
伊藤忠テクノサイエンス株式会社
プロダクトマーケティング室
プロダクトマーケティング2部
ソリューション企画第2課
湯座 聡氏
【専門分野:セキュリティ】
1999年に同社入社後、主にインターネットセキュリティシステムズ社セキュリティ製品のマーケティングおよびプリセールスを行う。現在は、同課でセキュリティ製品を担当。今回は、同社で提供している「メールフォレンジクス」ソリューションについて執筆。
最近では、格安な海外旅行ツアーが巷にあふれ、夏休みなどに海外へ出かける人も多いと思われます。存分に羽を伸ばして楽しんだ人もいれば、不運にも海外で体調を崩してしまった人もいるでしょう。海外で風邪を引いたり、下痢になったりした人は感染の疑いがあるので、空港で入国審査を受ける際に検疫所で相談することになります。検疫所では、渡航先や渡航期間などから感染の有無を調べ、拡散の予防に努めています。
近年、ITの世界でも、検疫ネットワーク(エンドポイントセキュリティ対策)が重要視されています。ネットワーク共有ソフト(Winnyなど)に感染するコンピューターウイルスによる情報漏えいや、社外へ持ち出した際にウイルスに感染したノートPCを社内ネットワークへ接続した際に拡散するといった被害が後を絶たない、という背景があります。今回は検疫ネットワークの必要性、仕組みを改めてまとめ、導入時の検討項目などを紹介します。
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制作:ITmedia +D 編集部
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