位置情報と地図の活用で「見える化」の範囲を拡大する:最新モバイル技術の活用法【第1回】
現在のモバイル技術は、企業や行政の中でどのように活用できるのでしょうか? モバイル技術は企業や行政において、経営者などに注目されている「見える化」の範囲を広げることに役立ちます。最新のGPSケータイと組み合わせた位置管理システムや、安心・安全を提供する情報提供システムの例を挙げ、その具体的な利用方法を紹介します。
NTTソフトウェア株式会社
営業推進本部 第二営業部
ソリューション営業部門 部門長
小牧 徳夫氏
【専門分野:モバイルソリューション、セキュリティソリューション全般】
1988年NTTソフトウェアに入社。大規模通信システムの開発、PKIセキュリティ基盤開発、モバイル応用サービスや、モバイルCRMソリューションの開発を経て、現在はセキュリティ、モバイル、CRM、システム統合などのソリューション提案を核としたソリューション営業部門を統括。
現在、地図情報は、ある特定のコンピュータシステムに限定したものでなく、Google Mapsに代表されるように誰もが使えるものへと進化しました。地図情報を利用することで、利用者にとっては情報の位置関係を視覚的に瞬時に把握することができますし、サービス提供者にとっては視覚的な新しい情報の提供が可能となります。
具体例として、社会的に関心が高まっている「子供の安心・安全」には、携帯電話の位置情報を使って子供の居場所を地図上で確認するサービスが人気を呼んでいます。居場所を把握するのに用いられている機器が、GPS装置を内蔵した携帯電話(以下、GPSケータイ)です。
GPSにより、携帯電話のある場所の緯度・経度が即座に計測でき、それを地図上にマッピングすることで、居場所の確認が視覚的に行えます。GPSケータイは携帯電話と同じ価格帯で購入できるため、安価に安心・安全のためのサービスを利用できるようになっています。これはまさに位置情報と地図が融合してできた、最新のモバイル技術ならではのサービスといえます。
第1回目は、「位置情報と地図の活用で「見える化」の範囲を拡大する」をテーマに、企業や行政の中で広がりつつある、最新のモバイル技術による位置情報と地図とを融合した仕組みの活用について紹介します。
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制作:ITmedia +D 編集部
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