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モバイル技術でいつでもどこでも安心・安全を身近なものに:最新モバイル技術の活用法【第2回】
昨今、私たちの身の回りの安心・安全を脅かすニュースが後を絶ちません。かつての「水と安全はタダ」と言われていた時代は過ぎ去り、「自分たちの安全は自分たちで守る」ということを日常の中で意識し続けなければならない時代となっています。このような時勢の中、今回は特に「モバイル技術」に焦点を当て、IT技術が安心・安全な社会実現へ向けて、どのように貢献できるのかを考えていきます。
NTTソフトウェア株式会社
モバイル&セキュリティ・ソリューション事業グループ
チーフエキスパート
山本 康裕氏
【専門分野:モバイル応用ソリューション、安心・安全 ICTソリューション】
NTT(現NTTコムウェア)入社。回線収容DB、回線トラヒック分析、ケータイブラウザ利用者のアクセス分析などの各システム開発に従事。2004年より現職。安心・安全 ICTソリューションの推進プロジェクトリーダ。
安心・安全とは具体的に何を指すのでしょうか? ここでは、さまざまな視点から語られる「安心・安全」に関するICTソリューションを、「移動中の安心」「街の安全」「災害時の備え」の3つに分類しました。それぞれの定義を紹介し、その中から最初に「移動中の安心」について、次にGPSケータイやMVNO(仮想移動通信事業者)を用いたソリューションを、事例を交えながら紹介します。
後半は、無線ICタグ(アクティブRFIDタグ)による児童見まもりシステムについて、埼玉県蕨市で行われた事例をもとに紹介し、自治体や学校など地域全体が安心・安全に取り組む「街の安全」(タウンセキュリティ)について考えてみたいと思います。
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