シマンテックは6月18日、バックアップソリューション「Veritas NetBackup」にデータを暗号化するオプション機能「Veritas NetBackup Media Server Encryption Option(MSEO)」を提供開始したと発表した。本オプションは、高価な暗号化アプライアンスを必要とせずに膨大なバックアップデータの暗号化を可能にするもの。メディアサーバ上で暗号化を実行することでクライアント側に与える影響を最小限にとどめ、オフサイトへのテープの搬出に伴う情報漏えいリスクの軽減と、エンドユーザーの生産性向上をバランス良く実現するという。
また、管理は一元化アプローチを採用しており、一度設定したら後は自動化される暗号鍵の管理機能を通じて、どのテープにどの暗号鍵が使用されたかを自動的かつ一元的に追跡する。このためユーザー企業のバックアップ管理者は、手動で暗号鍵を生成、追跡する必要がないなど、一般的な暗号化アプライアンスよりも容易な管理ができるとしている。
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