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EMCジャパン、データ重複除外技術でデータ量を1/50に抑えるバックアップ新製品NEWS

EMCジャパンは6月4日、省電力化とデータ量削減を実現するバックアップシステム新製品を発表。同時に、サーババックアップシステムの機能を拡張した。

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 EMCジャパンは6月4日、省電力化とデータ量の削減を実現するディスクバックアップシステム「EMC Disk Library 3D 1500/3000」を発売。併せて、既存製品である仮想テープライブラリ「EMC Disk Library 4000」、次世代バックアップ/リカバリソリューション「EMC Avamar Data Store Gen 2」に新機能を追加した。

 EMC Disk Library 3D 1500/3000は、中堅企業向けのLAN接続型のストレージバックアップシステムだ。データ重複除外機能を搭載、バックアップデータ容量を最大50分の1にまで削減することによりストレージ容量を削減できるほか、別のバックアップシステムへも効率よくデータ転送が行える。また、信頼性の高い(稼働率99.999%)ストレージプラットフォームやIPレプリケーション機能を実装するなど可用性も確保する。

 SAN接続のオープンシステム向け仮想テープライブラリEMC Disk Library 4000には、データ重複除外機能と未使用のドライブを休止状態にするディスクスピンダウン機能(オプション)が新たに用意された。ディスクスピンダウン機能は、単体で最大19%の電力消費を削減するほか、新開発の省電力ディスクドライブを組み合わせることで、最大47%の電力消費削減も可能という。データ重複除外機能はバックアップデータを削減し、システムのスペース効率を高めることで運用に伴う消費電力量の縮小に貢献する。

 次世代のサーババックアップ/リカバリソリューションEMC Avamar Data Store Gen 2では、サーバのストレージ領域を拡張(1Tバイトから2Tバイトへ)したことにより、ユーザーはバックアップデータ1Tバイト当たりの電力消費量を最大で43%削減できる。なお、サーババックアップ/リカバリの機能をソフトウェア化した「Avamar 4.0」も同日より提供を開始した。

製品の提供開始と販売価格
製品名 提供開始 販売価格(税込み)
EMC Disk Library 3D 1500/3000 2008年8月1日から 1456万円から(サポート費用別、バックアップ容量4Tバイト構成時)
EMC Disk Library 4000 2008年9月1日から 2648万円から(サポート費用別、最小構成時)
Avamar Data Store Gen2 2008年6月4日から 409万円から(サポート費用別、バックアップ容量1Tバイト構成時)
画像
EMC Disk Library 3D 3000/4000(左)。EMC Disk Library 3D 1500(中央)、Avamar Data Store Gen2 ※写真は18ノード構成(右)

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