日本IBM、エンドユーザーがアプリケーションを作成できるマッシュアップ製品を発売:NEWS
開発者向け新製品「IBM InfoSphere MashupHub V1.0」と、エンドユーザー向け新製品「IBM Lotus Mashups V1.0」を組み合わせた「IBM Mashup Center V1.0」日本語版の出荷を開始した。
日本アイ・ビー・エムは7月2日、企業内のエンドユーザーが社内で使用するアプリケーションを自分自身でマッシュアップして作成できるソフトウェア「IBM Mashup Center V1.0」の日本語対応版の出荷を開始した。
マッシュアップとは、異なるサービスやデータを部品として組み合わせて新しいサービスやアプリケーションを開発する手法のこと。IBM Mashup Center V1.0は開発者向けマッシュアップ新製品「IBM InfoSphere MashupHub V1.0」と、エンドユーザー向け新製品「IBM Lotus Mashups V1.0」を組み合わせたもの。
情報システム担当者やITリテラシーの高いエンドユーザーは、IBM InfoSphere MashupHub V1.0を活用して、社内外からあらゆるデータを再利用できる形式(XML形式のフィード)に変換し、それらの部品をカタログ化してエンドユーザーに提供できる。また、リレーショナルデータベース(RDB)のデータや、部門サーバに格納されている部門情報、個人PCに保存されているExcelやAccess形式のデータなども部品化が可能だ。部品同士を組み合わせることで新しいサービスを短期間で開発することができる。
エンドユーザーは、IBM Lotus Mashups V1.0を使用して、IBM InfoSphere MashupHub V1.0が提供するカタログから任意に部品を選び、ドラッグ&ドロップなどの操作で部品を重ねることで情報を連携し、アプリケーションを自ら作成できる。例えば、組織図、評価、スキルなどの各種人事データを組み合わせ、最適なプロジェクトメンバーを策定するといったことが可能だ。
IBM Mashup Center V1.0の価格は629万2000円(100VU単位※の場合)または37万1800円(20ユーザー単位)から。IBM Lotus Mashups V1.0とIBM InfoSphere MashupHub V1.0はそれぞれ単体でも販売し、価格はIBM Lotus Mashups V1.0が317万5000円(100VU単位の場合)または18万7400円(20ユーザー単位)から、IBM InfoSphere MashupHub V1.0は311万8000円(100VU単位の場合)または18万4500円(20ユーザー単位)からとなっている(価格はすべて税抜き)。
(※)Value Unit単位:機種別サーバ単位課金
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