ネオジャパンが大規模向けdesknet'sの最新版、SBケータイ向けアプリクライアントも :NEWS
ガジェットを採用した「desknet's Enterprise Edition Version7」を提供。また、「desknet's スタンダード版」向けにソフトバンクS!アプリ版専用クライアントソフト「desknet's S!アプリクライアント」をソフトバンクBBと共同開発した。
大規模向けグループウェア「desknet's Enterprise Edition Version7」
ネオジャパンは10月7日、大規模向けグループウェアの最新版「desknet's Enterprise Edition Version7」の提供を開始した。
最新版では「ガジェット」を採用し、グループウェア内以外の情報も企業情報ポータルに取り込める。既存のユニバーサルガジェットだけでなく独自に作成したガジェットも取り込めるほか、既存の社内システムをガジェットでパーツ化して表示させることも可能だ。
また「全社共通」「部署または各種グループ」「個人」に区分けできるタブごとのポータル画面は、Web 2.0技術を用いてドラッグ&ドロップでユーザーが自分の業務に合わせた情報表示位置をレイアウトできる。
企業情報ポータル以外の主な新機能としては、情報セキュリティ対策のための実行ログ保存・管理を行う「アクセスログ機能」、複数人と双方向コミュニケーションを実現する「回覧・レポート」を搭載。
アクセスログ機能は「誰が、いつ、どこから、社内の情報にアクセスしたか」「どの機能で登録・変更・削除・ダウンロードしたか」など、ほぼ全機能の操作ログをユーザー別・機能別に取得できる。回覧・レポート機能は、メールサーバを必要としない社内メール・簡易メールとしてのメッセージング機能。従来製品で人気の機能「回覧板」と「レポート提出」を統合して進化させた。一度に複数人へ報告・連絡・相談ができ、メールソフトのようにフォルダを作って整理できるほか、ファイル添付も可能だ。
基本ライセンス価格は、50ユーザーライセンスで52万5000円(税込み)から、無制限ユーザーライセンスが1050万円(税込み)。
desknet's スタンダード版向け、ソフトバンク携帯専用のクライアントソフトを開発
また、ネオジャパンは同日、ソフトバンクモバイルの携帯電話から「desknet's スタンダード版」にアクセスできるS!アプリ版専用クライアントソフト「desknet's S!アプリクライアント」をソフトバンクBBと共同開発したことを発表。同アプリを利用可能にする「desknet's S!アプリ・アドオンモジュール」を11月1日よりソフトバンクBBを通じてライセンス販売する。
desknet's S!アプリクライアントは、ソフトバンクケータイ専用のdesknet'sアプリケーション。desknet'sが稼働しているサーバ上にdesknet's S!アプリ・アドオンモジュールを導入することで、desknet's S!アプリクライアントが導入された携帯端末との通信が可能になる。携帯の中にdesknet'sユーザーインタフェース機能を持つアプリケーションを導入することで、従来の「desknet's携帯版」に比べて操作性が向上した。利用できるdesknet'sの機能は以下の通り。
- Webメール
- アドレス帳・利用者名簿
- スケジュール
- 設備予約
- 伝言所在
- インフォメーション
- 個人設定機能
desknet's S!アプリクライアントはソフトバンクBBの指定Webサイトから、desknet's S!アプリ・アドオンモジュールはネオジャパンのWebサイトからのダウンロード提供となる。desknet's S!アプリ・アドオンモジュールの価格は年間利用ライセンスで5万2290円(税込み、1サーバ当たり)。
さらに同社は、ソフトバンクBBが提供する法人向けASP/ダウンロードサービス「TEKI-PAKI」に対し、S!アプリクライアントに標準対応したグループウェアASPサービスを相互ブランド提供する。
TEKI-PAKIサービス向けには、S!アプリ・アドオンモジュールおよび利用ライセンスを標準搭載した「desknet's ASPサービス」をソフトバンクBBのTEKI-PAKIブランド、「desknet's TEKI-PAKI エディション Powered by Applitus」として提供。本サービスではS!アプリ・アドオンモジュールが標準機能として提供されているため、企業は導入当初からPCだけでなくソフトバンク携帯電話からもグループウェアを利用できる。
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