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フォーティネット、10GbE対応のハイエンドUTMなど新製品群NEWS

フォーティネットジャパンは、シャーシ型ハイエンドUTMを10Gイーサネットに対応させるブレード3モデルおよびリモートオフィス向け高性能アプライアンスをリリース。製品の適用範囲を広げる。

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 UTM(統合脅威管理)アプライアンスベンダーのフォーティネットジャパンは10月20日、通信事業者/サービスプロバイダー向けおよび中小規模企業向けの新製品を発表した。ハイエンド製品は10ギガビットイーサネット(10GbE)環境に対応、同時にローエンド製品は価格性能比を向上させることでカバレージをさらに広げた。

 発表されたのは大規模データセンター/通信事業者向けのシャーシ型UTM「FortiGate-5000」シリーズ用ブレード3モデルと小規模拠点向けUTMアプライアンス「FortiGate-110C」。

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10月に取締役社長を退任した岡本吉光氏に替わり日本法人の指揮を執るチーフストラテジスト VP,極東アジア経営責任者の坂本明男氏。「トータルセキュリティベンダーとして、ファイアウォール/VPN市場も含めて30%以上のシェアを取る」

 FortiGate-5000シリーズ用ブレードは、UTM各機能の性能を10GbE環境に対応させるためのスイート製品。ATCA(Advanced TCA)ベースのブレード型UTM「FortiGate-5001A」を中心に、ブレード間を流れるトラフィックの負荷分散を行うハブ「FortiSwitch-5003A」、バックプレーンを高速化するモジュール「RTM-XB2」で構成され、3つを組み合わせて10Gbpsクラスの通信環境を実現する。大型のFortiGate-5140で利用した場合、ファイアウォール性能で最大182Gbps、VPN性能で最大98Gbpsのスループットを達成するという。製品は9月より出荷済み。

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FortiGate-5001Aは高速化モジュールなどとの組み合わせで10GbEに対応する
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ミッドレンジモデル「200A」を上回る性能を持つFortiGate-110C。

 一方のFortiGate-110Cは、同社製UTMアプライアンスのハイエンドモデルに搭載されたASIC(特定用途向けIC)と同等のICを搭載したコストパフォーマンスモデル。ファイアウォール性能(平均パケットサイズ512バイト時)500Mbps、IPsec VPN性能100Mbpsと、リモート拠点向け製品としてはトップクラスのスループットを実現している。ファイアウォールスループット1Mbps当たりの単価も「他社製品に比べて最も低い」(同社)という。LAN接続用に8つのスイッチポートを備える。

 製品は10月中より出荷開始する。

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