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日商エレら3社、数分内で仮想化環境でのDRを実現するソリューションを発表NEWS

米Virtual Iron Softwareのサーバ仮想化ソフトウェア「Virtual Iron」と、ネクスト・イットのストレージ統合管理ソリューションパッケージ「Z-BYS」を組み合せた災害・障害復旧ソリューションを共同で提供する。

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 日商エレクトロニクス(以下、日商エレ)、ネクスト・イット、ファルコンストア・ジャパン(以下、ファルコンストア)の3社は11月5日、障害や災害が発生した際に仮想化環境への迅速な復旧を可能にする「バーチャル・リカバリソリューション」を共同で提供開始すると発表した。

 このソリューションは、日商エレが国内代理店であるサーバ仮想化ソフトウェア「Virtual Iron」とファルコンストアのストレージ仮想化ソフトウェア「FalconStor Network Storage Server(NSS)」をベースとするネクスト・イットのストレージ統合管理ソリューションパッケージ「Z-BYS」を組み合わせることで、マルチベンダーシステムの統合や仮想化環境の構築、データ保護までをワンストップで提供するもの。物理サーバの復旧を「Virtual Iron」によるサーバ仮想環境上にわずか数分で復旧することができるという。

 Virtual Ironは、Xenベースの仮想化ソフトウェア。Novell SUSE Linux Enterprise Server 10カーネルとドライバのみの統合によって、仮想化ソフトウェアの軽量化と脆弱性の排除が可能。また、仮想化ソフトウェアの自動配備を実現し、運用工数を大幅に削減できる。またZ-BYSは、ファルコンストアのストレージ仮想化ソフトウェアである「FalconStorNSS」のテクノロジーをベースとした統合ストレージ管理ソリューションパッケージ。異機種かつ複数のサーバやストレージが混在する環境において、物理環境と仮想化環境をまたがる共有ストレージ管理が柔軟に行える。

 今回のシステム連携に当たり、Z-BYS側ではiSCSIボリュームの再割り当て操作を自動化するスクリプトを、Virtual Iron側では本番環境・仮想サーバチェッカープログラムおよびディザスタリカバリ(DR)環境・仮想サーバ自動生成プログラムをそれぞれ開発。仮想化やBCP(事業継続計画)の導入・運用時の負荷をさらに軽減できるようにした。システム構築はネクスト・イットが行い、中小規模企業を含む幅広い市場を対象に、仮想化とBCP/BCM(事業継続管理)の統合ソリューションとして導入を推進するとしている。

 バーチャル・リカバリソリューションの提供価格は、69万6000円(税別)からで、システム規模により変動する。初年度で約100社への販売を予定している。

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