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Delphi 2009で追加された3つの便利な機能をコードで検証:Delphi 2009にバージョンアップする意味はあるか?
Delphi 2007と比べて、Delphi 2009では大きく3つの注目すべき要素が追加された。開発するに当たって何が便利になったのか。どこが使いやすくなったのか、見ていこう。
2008年8月28日に「Delphi 2009」の出荷が開始された。これは、WindowsアプリケーションのRAD(Rapid Application Development)として定評のある「Delphi」の最新バージョンとなる。Delphiは、1995年に発売された「Delphi 1.0」から数えて13年目という長い歴史を持つ開発環境である。近年では、Windowsアプリケーションの開発はもとよりWebサービスの構築まで可能になるなど、さまざまな拡張を経て発展してきた。
Delphi 2009は提供元がエンバカデロ・テクノロジーズとなってから初めての製品となる。早速、生まれ変わったDelphi 2009を見ていこう。
大きなポイントはUnicode対応
Delphi 2009を起動した際の画面は「Delphi 2007」とほとんど変わらない(画面1)。
実際にコードを編集する画面やフォームデザイナも変わっていないように見える(画面2、画面3)。今まで通りコードエディタがあり、オブジェクトインスペクタ、プロジェクトマネージャなどが表示されている。一見すると大したバージョンアップとは思えないDelphi 2009 だが、Delphi 2007と比べさまざまな変更が加えられている。
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