ブイキューブがWeb会議のブランド名変更、「nice to meet you」から「V-CUBE」に:NEWS
ブイキューブは、Web会議システムのブランド名を社名と同じ「V-CUBE」に統一。ブランディングを強化し、まず東南アジア地域を海外進出の足掛かりとする。
ブイキューブは5月17日、同社のWeb会議システムのブランド名を「nice to meet you」から「V-CUBE」に変更すると発表した。製品/サービス名と社名を合致させることで、世界的なブランディングを推し進めるとしている。
同社代表取締役社長の間下直晃氏は製品名を変更した理由について「『nice to meet you』という名称のイメージが企業向けには柔らか過ぎる、長く発音しにくいという問題を感じていた。また、今後ビジュアルコミュニケーションに専業化することから、グローバル展開を見越して社名と統一した」と説明する。
ブイキューブはブランド変更と同時に、東南アジア地域に販路を拡大することも明らかにした。現在マレーシアに現地法人を設立しており、今後シンガポール、タイ、ベトナム各国への進出も計画している。「アジア圏は日本と同様、会議で顔を突き合わせながら場の空気を読もうとする文化があるため」(同社)。現地の有力な通信事業者、サービスプロバイダーとのパートナーシップやOEM販売を通じて、2011年の売り上げ目標30億円の約16%に当たる5億円の売り上げを見込む。
また、「いつ、どこでも使える」製品の強みを生かすため、モバイル端末のサポート強化や画質の向上を図るという。スマートフォンへの対応としては、ソフトバンクモバイルの「iPhone」やNTTドコモのAndroid端末「Xperia」に会議用アプリケーションを用意している(別記事参照)。さらに、「iPad」に向けて大画面を生かしたホワイトボード機能を搭載する対応アプリの提供も予定している。ほかにも、ホワイトボードに投稿されたMicrosoft Office ExcelやPDFなどの資料をベクター形式に画像変換し、拡大/縮小時の画質を保つ機能を提供開始した。
V-CUBEはASP(SaaS)形式およびサーバライセンス形式のWeb会議システムで、WebブラウザやWebカメラを利用して手軽に導入できる点が特徴。近年はオンラインセミナーや営業支援の用途が拡大しているという。今回「ミーティング」「セミナー」「セールス&サポート」「ビデオ」「ポータル」の5つのサービス名称が、V-CUBEブランドへと統一される。
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