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即効性があるIT消費電力の抑制策とは?:ネットワーククローゼットから始める電力効率化(前)
IT消費電力の効率化として、企業がサーバやストレージなどのIT機器だけに着目するとコストや手間がかかるため、必ずしも最良の対策とはいえない。
企業におけるIT消費電力の測定や管理では、データセンターのサーバやストレージに重点を置く人が多い。しかし、電力の効率化を進める際には「ネットワーククローゼット」から取り掛かるという手もある。そこにはLANスイッチやルータをはじめ、電力を食う多数の機器が設置されている(関連記事:読者調査で分かった、計画停電後に企業が実施している電源対策)。
ネットワーククローゼットの構成要素を理解する
ネットワークにおける電力効率化の最初のステップは、ネットワークに接続されたデバイスを全て洗い出し、それらの消費電力と、それらの冷却に必要な電力を測定することだ。ネットワーククローゼットにはLANスイッチに加え、時にはルータも設置されている他、普段は忘れられているファン、バッテリー付きUPS、電源、テスト機器、照明、セキュリティアクセスデバイスなども置かれている。
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