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NoSQLデータベースがビッグデータ対象のDWH基盤に適しているわけ:ビッグデータのためのDWH基盤【第2回】
ビッグデータを取り扱うDWH基盤として注目を集めているNoSQLデータベース。NoSQLデータベースにおけるデータ保存形式の主流となっているKVSの特徴と、その代表例である「HBase」「Cassandra」のデータ構造を解説する。
NoSQLデータベースとDWH
「NoSQLデータベース」は、文字通りデータベース言語としてSQLを使用しないデータベースの総称とされている。しかし、データウェアハウス(DWH)の観点で重要になるのは、NoSQLデータベースが非リレーショナル型の構造を持っていることだ。
NoSQLデータベースのモデリングでは、一般的な正規化という方法は取らない。つまり、DWHの代表的なデータ構造であるスタースキーマは採用していない。しかし、NoSQLデータベースはDWHには適用されないかといえば、必ずしもそういうわけではない。
前回「読めば分かる! ビッグデータのためのデータウェアハウス(DWH)とは?」で説明したように、DWHのデータ構造として大福帳スキーマを採用する場合には正規化は行われない。従って、NoSQLデータベースはビッグデータを対象としたDWHの基盤として、有力な選択肢の1つとなる。
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