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AWSが2010〜2012年に増強したエンタープライズ向け機能を一挙紹介企業向けシステムを構築するパブリッククラウド【第9回】

飽くなきサービス向上を続けるAmazon Web Services(AWS)。AWSが2010年6月以降に増強したエンタープライズ向けの機能を整理し、一挙に紹介する。

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 本連載「企業向けシステムを構築するパブリッククラウド」ではパブリッククラウドベンダーへの取材や公開資料などの調査をベースに、さまざまなクラウドサービスの特徴と利用時のポイントについて解説を加えている。今回は、連載第1回で取り上げた「Amazon Web Services」(以下、AWS)を紹介する。前回の掲載(2010年6月)から約2年が経過しているため、この間に行われた機能追加などについておさらいするとともに、エンタープライズ利用におけるAWSの現在を整理し、さらにはAWSの目指すところを占ってみたい。

 基礎知識となるAWSの成り立ちや基本的なサービスの特徴などについては、前回の記事(コンピュータリソースを無制限に活用できる「Amazon Web Services」)をご参照いただけるとありがたい。以下では、それ以降に追加された機能などを紹介していく。サービス名などは、正式名ではなく一般に通用する略称を使う。順序としては(時系列ではなく)、下位レイヤー(基盤)から上位(アプリ)へというイメージで進めていきたい。まずは最も下位にあるサービス拠点=リージョンである。

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