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glovia G2の新バージョンはビジュアルな分析も簡単にNEWS

glovia G2の新版が登場。複数拠点での製造やミックス生産などにも柔軟に対応、レポート機能やアラートにより海外拠点でも質の高い生産計画を構築できるとしている。

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 富士通とグロービア インターナショナル インコーポレイテッドは2012年5月16日、glovia G2の新バージョンの販売を開始した。複数拠点での製造やミックス生産などにも柔軟に対応する。レポート機能やプッシュ型のアラートにより、海外拠点でも質の高い生産計画を構築できるとしている。

 glovia G2は生産管理向け機能に強いERPパッケージ。富士通グループの米国法人グロービア インターナショナル インコーポレイテッドが提供していることもあり、海外拠点での採用事例も多い。

 新バージョンではデータ管理用のデータベースとして、Oracle Databaseのほかに、Microsoft SQL Server 2012に対応している。また、Microsoft SQL Server Advanced ServicesというBIに特化した分析ツール群も提供する。

 SQL Server 2012は、マイクロソフトが提供するデータベースソフトウェアで、分析機能やレポーティング機能が豊富だ。一般的なBIソフトウェアにあるような多元分析が、GUI操作で行えるなどの特徴がある。

また、ほとんどのBIソフトウェアの場合、操作に専門知識が必要だが、SQL Server 2012とMicrosoft SQL Server Advanced Servicesを組み合わせることで、BI専門家以外でも分析機能を利用しやすくなる。

 今回、glovia G2がSQL Server 2012に対応したことで、同製品が持つ分析機能を活用した情報の可視化が、容易に行えるようになった。SQL Server 2012そのものは広くデータを分析するツールを提供するのみだが、富士通ではglovia G2のデータ分析に特化したテンプレート集「Glovia BI スターターキット for SQL Server(以降、スターターキット)」も同時に提供し、利便性を高めている。スターターキットには、27種類の販売分析レポート、18種類の売掛分析レポート、帳票出力サンプルなどが含まれる。

 glovia G2側の機能強化としては、ポータル画面でのプッシュ型アラート機能の提供がある。納期遅延が発生している手配オーダーなどの問題を自動で通知する。プッシュ型なので、利用者側が主体的に確認する必要がなく、問題発生時に自動的にアラートが出る。これにより、生産管理オペレーションの質を担保できる。

 この他、見込み生産、大量生産の各形態への対応のほか、ミックス生産にも対応する。複数商品の並行生産などといった柔軟な生産形態にも追随可能だという。

 また、複数拠点をまたぐ生産の場合では、拠点ごとの製造オーダーと拠点間移動オーダーのひも付けが可能になっており、製番付きで生産計画を策定できるようになっている。


データ分析のイメージ(提供:富士通)

glovia G2 ポータル画面(提供:富士通)


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