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NTT Comが満を持して世界に放つ超低価格クラウド「Cloudn」の正体:企業向けシステムを構築するパブリッククラウド【第10回】
NTT Comが後発にして“本気”のパブリッククラウドサービスを提供開始した。月額上限945円という超低価格の背景には何があるのか。同社の戦略とともにサービス概要、メリット/デメリットを解説する。
本連載「企業向けシステムを構築するパブリッククラウド」ではさまざまなパブリッククラウドについて解説してきたが、今回はNTTコミュニケーションズ(以下、NTT Com)の「Bizホスティング Cloudn」(クラウド・エヌ)(以下、Cloudn)を取り上げる。2012年6月27日、同サービスにおいて「日本データセンター」の開設が発表された(参考:プレスリリース)。日本のエンタープライズユーザーにとって一気に身近になった感があるので、同社への取材をベースにその特徴を概観してみたい。
これまでの連載
- 第9回:AWSが2010〜2012年に増強したエンタープライズ向け機能を一挙紹介
- 第8回:システム管理者に優しいIaaS「ニフティクラウド」
- 第7回:豊富な仮想マシンイメージと低価格が魅力のIBMのパブリッククラウド
連載インデックス:企業向けシステムを構築するパブリッククラウド
同クラウドについては「くらうどん」というニックネームがあり、不勉強ながら筆者は「変わった名前だな」ぐらいしか記憶していなかった。食べ物を連想させる愛称と、クラウドとしては後発という状況とあいまって、いささか期待薄という先入観を抱いていた。だが、今回の取材を通して認識を新たにしたので、その事実を読者各位と共有していきたい。
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