特集/連載
クラウド・仮想環境のデータ流出を防ぐ「クラウドDLP」:物理環境向けDLPよりも高い安全性を実現
機密情報を自動判別して外部への漏えいを防ぐDLP。仮想環境やクラウドの安全性を高めるべく、DLPは「クラウドDLP」として進化した。その仕組みと効果を解説する。
多くの企業が、仮想マシン(VM)やクラウドにデータやアプリケーションを移行している。ただし、セキュリティとコンプライアンスをめぐる懸念から、ミッションクリティカルなアプリケーションの移行には依然として消極的な企業が多い。
仮想環境へ移行する理由としては、柔軟性とコスト削減がよく挙げられる。VM用の最新のセキュリティコントロール製品は、基幹業務アプリケーションを仮想環境へ移行するのに必要な安心感を与えてくれるかもしれない。米VMwareの「VMware vShield App with Data Security」などの「クラウドDLP(Data Loss Prevention)」製品は、仮想環境独自の要件に対応する。
本稿では、クラウドDLPの仕組みを解説するとともに、物理環境向けのDLPよりも優れたセキュリティとコンプライアンスを実現できることを示す。
関連記事
- パブリッククラウド利用前に押さえておきたい4つのセキュリティリスク
- パブリッククラウド調査結果、セキュリティが不安な一方で3割は導入に前向き
- セキュリティ基準でクラウドサービスを選ぶポイント 〜国のガイドライン活用法も
- IT部門が押さえておきたいiCloudのセキュリティリスク
- 5分で分かる クラウドセキュリティのポイント(ホワイトペーパー)
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.