Windows Phone 8搭載端末リリース遅延か?
「Windows Phone 8いまだ完成せず」内部関係者が証言
内部の関係者によると、Windows Phone 8の開発が遅れているらしい。このため、2012年10月と見られていたWindows Phone 8搭載端末のリリースも11月にずれ込んだ。開発の現場で何が起こっているのか?
2012年10月にWindows Phone 8搭載端末を手に入れようと待ち構えているのなら、期待しない方がいい。
内部の情報筋が米メディアのThe Vergeに語ったところでは、現時点でWindows Phone 8は完成していない。そのため、発売日が当初予定されていた10月初旬から、米MicrosoftがWindows Phone 8ソフトウェア発売イベントを開催する10月29日に延期されたという。これに伴い、Windows Phone 8搭載端末のリリースも、11月にずれ込むことになる。
バグだ!
この延期はテスト中に見つかったバグのためで、特に台湾HTC製の携帯端末の1つでWindows Phone 8が適切に動作しないようだ(HTCが韓国SamsungやフィンランドのNokiaと同時にWindows Phone 8搭載端末を発表できなかったのもこのためだ)。通信事業者によるテストも必要なため、Windows Phone 8端末のリリースはさらに延期される可能性がある。Microsoftは米国のキャリアと連携し、テスト期間の短縮に努めている。だが、Windows Phone 8の開発は既に厳しいスケジュールで動いているため、この段階で遅れが発生すると、Windows Phone 8端末の発売はさらに先になるだろう。
Microsoftは、Windows Phone 8の最終版を「早ければ今週(訳注:2012年9月9日の週)」にサインオフすることになっている。しかし、本稿執筆の9月12日時点でサインオフされておらず、Samsung、Nokia、HTCは同OSのデモを行わないように指示されている。これは、先週(訳注:9月第1週)にニューヨークでNokia Lumia 920と820の現物を見たときに遭遇した問題で、筆者らは手に取って端末を操作しないように言われた。このため、Kid's Corner(有害サイトをブロックするペアレンタルコントロール機能)やRoomsと呼ばれる新しいグループチャット機能など、Windows Phone 8の機能の幾つかをプレビューできなかったが、10月29日の発売イベントで公に機能が披露されると思われる。
NokiaのWindows Phone 8への移行
NokiaはWindows Phone 8端末をリリースする最初のメーカーになると見られており、現在の予定では、2012年11月2日が発売日になっている。他のメーカーの携帯端末は同月中に追ってリリースされる予定だ。ただしNokiaは、Windows Phone 7搭載端末もリリースすることをあらためて保証している。
Nokia製品の情報サイトConversations By Nokiaへの最近の投稿によると、現在のLumiaスマートフォンシリーズで、同社はWindows Phone 7.8(基本的にWindows Phone 8の軽量版)搭載端末を提供することをあらためて約束している(ただし、記事では実際に「Windows Phone 7.8」という表現は使われていない)。提供予定の機能として、新しくなったスタート画面、連絡先の共有アプリケーション、Bluetoothによるファイル転送などが挙げられているが、いずれも以前にWindows Phone 7.8の機能として発表されていたものだ。
台湾のメディアDigiTimesも最近の記事で、Windows Phone 8がリリースされるが、Nokiaには年末に向けてWindows Phone 7.5搭載の新機種をリリースする計画があることを内部情報として報じている。Windows Phone 8搭載のハイエンドモデルは、そのシステム要件(デュアルコアプロセッサとNFC機能)のために価格を低く抑えることが難しい。そこでNokiaは、エントリーレベルの端末や中間スペックの端末の提供を継続するため、Windows Phone 7への投資を続けるとみられる。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
新着ホワイトペーパー PR
-
製品資料
[株式会社うるる] 「入札市場」攻略ガイド:効率的に落札するためのポイントを徹底解説 -
製品資料
[株式会社うるる] 入札情報に特化した「販路拡大」「効率化」のためのサポートツールとは? -
市場調査・トレンド
[株式会社うるる] 公共入札に成功する企業と失敗する企業の「5つの違い」 -
製品資料
[日本ビジネスシステムズ株式会社] 専門家が教える、Microsoft 365の「テナント統合/分離」を成功に導く秘訣 -
製品資料
[rakumo株式会社] Microsoft 365での情報埋没を防ぐ、社内ナレッジを資産化する情報ポータル活用
こんなメディアも見られています
TechTargetジャパンに関連する情報をお探しであれば、こちらのメディアもお役に立てるかもしれません。
ベンダーコンテンツ PR
From Informa TechTarget
SpecialPR
アクセスランキング
-
1
PHP脆弱性「PHP2Shell」で2260万件に影響 情シスの緊急チェックリスト
-
2
「Microsoft 365」が乗っ取られる MFAを破る“本物の画面”の恐怖
-
3
半数がブルーカラー転向を視野に? ベテランエンジニアを追い込む“54歳の壁”
-
4
Claude利用8割のGMO、AI人材の評価軸が「トークン管理」に変わった
-
5
AI導入が失敗する“真犯人”は現場のマニュアル 7割が陥る「標準化」のわな
-
6
被害額は過去最高額 それでも「サイバー犯罪者が捕まらない」3つの理由
-
7
「テザリング依存」に潜む落とし穴 “遅いVPN”を解消するネット構築術
-
8
「Windows」の不要なファイルを安全に消して容量を空ける方法
-
9
「Wi-Fi 7」経由でWindowsが乗っ取られる? 最高権限奪取の恐怖
-
10
なぜ「Gemini 4 Argon」は出遅れたのか? Googleが狙う“逆転のシナリオ”
ホワイトペーパーランキング PR
-
1
AI駆動攻撃にどう対抗する? 超速の攻撃からエンドポイントを保護する方法
-
2
2026年のサイバーセキュリティには何が必要か? 最新データに学ぶ傾向と対策
-
3
経験豊富な即戦力人材に直接アプローチできる、「攻めの採用」への転換術
-
4
「IT史に名を残すシステム障害」8選
-
5
最速72分でデータが流出? 最新の脅威トレンドや侵入手法から分かった防衛策
-
6
不審メールの経路や見せ方に変化? 2026年夏の3事例から見えた動向と対処方法
-
7
Microsoft 365のメールセキュリティ、3つの“死角”と追加で検討すべき対策とは
-
8
AI駆動開発のスピードと安全性を両立 「品質・セキュリティ管理」の実践ガイド
-
9
HDDを使わない「SSDオンリー」が無謀なのはなぜ?
-
10
「標的型攻撃メール」事例・サンプル集
TechTargetジャパン SNS
インフォメーション
注目情報をチェック
TechTargetジャパンをフォロー